多くの方は就寝時にまくらを使っていると思いますが、人によってはまくらなしで寝ている方もいるようです。まくらを使わずに寝るといびきや肩こりなど、体の不調を改善することがあると言われています。

また、まくらの高さが原因で首にシワがよる心配がないので、首のシワが気になる方や美容に気を遣う女性の方の中にはまくらなしで就寝している方もいるでしょう。しかし、まくらなしで寝るのは体の不調改善や首のシワ防止といったメリットだけでなく、睡眠の質を下げるといったデメリットがあります。

まくらは頭の重みによって首や肩にかかる負荷を分散させ軽減する効果があり、まくらが首を支えていることで寝返りを打ちやすくなります。寝返りは体にかかる負担の分散やストレッチと同様の効果があるので、こわばった筋肉をほぐし体の疲れを解消することができます。

ですが、まくらなしでは寝返りを打ちづらくなってしまうため、十分な睡眠時間を確保していても熟睡できなくなってしまいます。また、まくらなしで寝ていると頭が心臓よりも低い位置で保たれてしまうため、水分や血液が頭部に溜まり起床時に顔がむくんでしまうことがあります。

他にも、頭や首を支えるものがない状態で寝ている状態なので、寝違えてしまい朝起きると首に痛みを感じてしまうこともあるようです。このように、まくらなしでの就寝にはデメリットが多いですし、自分に合った高さのまくらを使えばまくらなしと同様のメリットが得られます。

今までまくらを使わずに寝ていた方は目覚めの良い朝を迎えるために、これからはまくらを使って寝ることを検討してみてください。